「いじめと探偵」より
ある東京の探偵が子供のいじめ調査の体験を書いていたので紹介します。
万引きを強制されていた子の実話
裕福な家庭の子ばかりが行く進学校で、それまで真面目だった娘さんが万引きで補導された。
背景に何があるのか調べてほしいという父親の依頼を受件。
張り込み・尾行するうちに、同じ学校の不良グループに脅されてやっていることを発見。
娘当人に調査事実を明かし、両親にも説明した。
証拠を取るために娘に隠し録音に協力してもらう。
スカートの中にマイクを仕込んでもらって、リーダー格の命令の言葉を捉えることに成功した。
証拠は揃い、調査報告書は300ページに及んだ。
父親はこれを材料に学校と話し合い、不良グループは穏当な処分を受けて娘と引き離された。
娘は平穏な生活を取り戻したという。
これがこの探偵にとって初のいじめ調査となり、以後同種の仕事をたくさんこなしてエキスパートになった。
本の紹介
この話は幻冬舎新書「いじめと探偵」に出ていたものです。
著者は東京でT.I.U.総合探偵社を経営する阿部泰尚氏。
(なお、同氏は当サイトとは無関係です。)
いじめ調査には多くの経験を積んでおられるようで、この本にはほかにも興味深いエピソードがたくさん載っていました。
先ほどの話は序の口であって、経験を積むほどに、現代の子供たちの心に巣食う闇の深さを痛感するようになったそうです。
また、この方の調査手法は子供自身の協力を求めている点が特徴です。
そこには、子供の意思という変わりやすいものを当てにする危うさがあってちょっと心配になります。
しかし、この方の事例ではどれもうまくいったようです。
いじめられていた子が探偵に勇気をもらって、生気を取り戻し、危険な冒険に立ち向かう姿は胸がすく思いです。
この探偵さんは、子供に強く信頼される、特別な資質を持っているように見受けました。
実際にいじめ調査をする場合
この本に興味を持たれた方は実際に購入して読んでみるのもいいと思います。
そして信頼できると思ったら、ズバリこの方に依頼するのもいいでしょう。
ただ、東京の探偵社なので、首都圏以外の方は依頼はむずかしいかもしれません。
その場合は、全国18ヶ所展開の業界最大手・原一探偵事務所もこの分野に意欲と経験を持っているので、相談してみてはどうかと思います。
原一さんでは、調査には子供は調査に関与させず、普通に通学中の行動調査をすることを提案されています。
それだけで、かなりのことがわかるそうです。
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※T.I.U.総合探偵社・阿部泰尚氏は原一探偵事務所とは無関係です。