ネットの中に広がる子供たちの闇の世界
インターネットは大人だけでなく、子供たちの世界を大きく変え、いじめ問題とも深い関わりを持っています。
特にLINE、フェイスブック、mixiなどのSNSは関係が深いです。
ネット依存の子が増えていますが、この環境変化に伴って、ネットいじめというものが生まれてきているのです。
この問題についてまとめました。
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しばしばいじめの発端になる既読無視
ニュースを見ていると、メッセージが既読無視されたことで怒りに火が付き、いじめや暴行が始まるケースが非常に多いです。
メッセージを読んだことは送り手に自動的に表示されてしまうのに、返事が来ない。
「読んだ上で無視してるのか?!!」と腹を立てるのです。
たまたま返事を書く時間が取れなかったとかいう事情を汲もうとしない人間がいます。
だから子供たちは既読無視をしてしまわないよう、ビクビクしながら返事を書くことに追われています。
いじめが大人から見えなくなるSNS
昔ならいじめがある時は現実での言動に現れました。
しかし、今は例えばSNSのグループで仲間はずれにするという形でいじめが始まったりします。
大人から見るとおとなしい子たちが仲良くしているように見えても、ネット上では仲間はずれにされ、激しい言葉の暴力にさらされている可能性もあるのです。
インターネットが普及してから、子供たち同士が本当はどういう関係にあるのか、大人からは見えにくくなりました。
同じ友達グループに24時間縛り付けるSNS
昔なら学校でいじめられていても、ひとたび帰宅すれば別の世界がありました。
学校内とは違う友達と遊んだり、習い事の教室で自分を取り戻すことができたりしました。
しかし、今はSNSやメールがあるせいで、いじめグループに24時間縛り付けられます。
返事が遅れようものならさらにいじめられるので、たえずスマホのチェックに追われます。
SNS退会という選択肢は、グループへの拒否サインとなるのでありえません。
別の人間集団に触れたり、一人になってリフレッシュすることができなくなってしまったのです。
新たないじめ手段を提供するIT
SNS以外にもいろいろなIT技術がいじめの発端になったり、手段に使われています。
ネット掲示板に悪口を書き込む。
いじめや強制わいせつのシーンを撮影して、動画や写真をアップロードする、などです。
動画はユーチューブやニコニコ動画が削除すれば、それ以上の配信は止まります。
しかし、静止画はいったんネット上に流れたら、回収不能です。
半永久的にネットの世界で流通してしまいます。
ITやSNSとどう向き合うべきか?
今、子供のいじめ問題においてSNSをはじめとするITの悪い面ばかりを取り上げました。
だからといって、「スマホを取り上げろ」「SNSは禁止にせよ」というのは、短絡的で非現実的です。
悪い面もあるが良い面が大きいから普及しているのであり、世の中の進歩は止めることができません。
人間がバカになるからテレビはなくせ、とか、交通事故が起きるから車はなくせ、と言っても現実にはできないのと同じです。
そしてITスキルは現代の「読み・書き・そろばん」であり、それがなければ職業選択の幅が限られ、生涯収入も低くなるというほど重要なものです。
子供たちをネットから遠ざけることは現実にはできないし、強行すれば大きな代償を伴うのです。
大人がすべきことは、ITの存在によって子供たちの世界で何が起きているのかを知ることです。
そして、そこで起こり得るリスクを予測し、防ぐ手立てを子供たちに教えてあげることです。
正しいネットの使い方=ネット・リテラシーを確立して、子供たちに教えてあげるべきなのです。
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